M-1950　Yukon　ユーコン　マルチフューエル薪ストーブ　米軍　1953年

米軍が冷戦下でアラスカなどの寒冷地で使用していた天幕用の薪ストーブ、M-1950ユーコンの1953年製です 薪ストーブとは言うものの実際には燃えるものなら何でも燃焼させることができ、石炭からコークス、薪や廃材等の固形燃料はもちろんのこと、廃油や灯油、軽油やジェット燃料も付属のリキッド用アタッチメントの取り付けにて使用可能になります その場合に必要なのは米軍が使用しているジェリー缶に対応する捻じ込み式の燃料缶のみにて可能です

ストーブ本体の長さは約81センチ×高さ約21センチ×幅約27センチで、後ろ脚を兼ねた煙突を取り付けると後部に約16センチ、高さが約21.5センチ大きくなります また煙突はスライド式の伸縮性になっており、折り畳むと全てのパーツがストーブ本体の中にすっぽりと収まってしまうので、撤収する時もとてもコンパクトになります

コンディションは未使用品なのですが70年以上も使われていない品ですので、所々錆が出ている部分はあります いつかは薪ストーブを使用しようと思って20年以上もコレクション用に取ってい置いたものですが、この先使用する予定もなく、また場所を取ってしまいますので売却することにしました 米国でもマニュアルやレンチまで揃ったこのコンディションのものを見つけるのはとても難しいと思います

元来このストーブは冷戦真っ盛りのアラスカで天幕での常時使用を前提に作られていますので、とても頑丈にできています このタイプのものではM-1941という鋳鉄製のストーブが前身ですが、このM‐1950ではストーブトップを真っ平にすることで鍋ややかんを温めたり調理に使用できるようにしてあり、また取り外し式の煙突は煙突掃除の際にも掃除が簡単にできる構造にしてあります ストーブの錆の他には煙突が若干斜めにひしゃげた形になっていますので、最初に引き延ばす際にはオイル等を塗って滑りを良くしてやらないと引っ張り出しきれないかもしれません それくらいこのストーブは頑丈で隙間なく作ってありますので、家庭で薪ストーブの代わりに使ってみるのも面白いと思います　　　　120サイズのヤマトの着払いでお送りします


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